コーン 伸びやかに下る銀杏並木を桐爾だけが左に折れた。 まだ夏の残り香が、半数ほどの生徒が身に着けた夏服の白と、皮膚に浅く刺さった日差しに纏わり、漂っていて、僕らは季節が動いているのを横目に気づいていながら、その痛みがいつまでも新鮮であるか…
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