2016-11-02 黒の彩 詩 夜更け ふと目が覚めてみれば 冷たい雫が 頬を伝っていた がらりとドアを開けて 夜風を招き入れれば 昨夜の残り香が 裏の窓から抜けていった これで自由になったの? 私はそのように心に呟いて 星の去るのを 見送っていた