早い日の入り
古いギターを手にとって パラリとマイナーな一曲を奏でたら
窓の外はもう黄昏時で え?まだ五時過ぎなのに、そんな季節か。。
なんて思って、続けざまに、夜を歌う一曲 歌ったら
俺ってこんな生活、もう10年以上してんだな、なんて
ちょっと虚しいような
小さな平和を享受して 小さな苦悩を胸ポケットにしまい込んだまま
そんなに時が経ってしまったかと
あの時の友達は もう随分先に歩いていってしまったかな なんて
吸ったことも無いタバコを思い描いて ため息をフゥとつく
そんな一人の時間の過ごし方