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絵について

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絵について

今日は顔と手を描くうえで注意すればいいと思ったことを書きます。人の注意は顔と手に集中しますから、ちょっと下手くそだととても下手くそに見えてしまうのが顔と手です。そこで、立体に沿って描くということが一層重要になってくるのですが、地平面のような平坦ではない、顔の立体曲面をとらえつつ、目、眼球などがそれに沿って存在しているように線でとらえます。そして難しいのが輪郭でした。輪郭は面の終わりに存在している線で、中々捉えることができません。頬骨、ほっぺた、などと意識しながら、顔の角度を忘れずに、面の終わりの曲面に沿って切り込む気持ちで引いてみました。

次は手ですが、これもとても難しいです。指の角度はバラバラですので、一本一本どっちに向いてるかをとらえるのが大変です。対象を観察すればするほど正確に立体把握ができますが、それだけ時間もかかってしまいます。絵を描くうえで何に時間を割きたいかを考えつつ、自分の納得できる精度で描くのがいいのかなと思いました。今回は小指が描き手側に倒れているので、それを注意して捉えました。

あとは厚手のコートです。顔と手よりは注意が集中しないので下手くそでもセーフな部分ですが、それでも縫い目などを意識しつつ、服全体のシルエットに沿って大きなゆったりとしたしわが立体局面としてできているので、それを捉えるつもりで描きました。

全部で45分くらいはかかったでしょうか。楽しかったです^^

モデルがいることが理想だと思いますが、写真を模写する場合でも、どうにかして立体をとらえようと被写体を見つめて努力するのがいいと思います。